最近、毎週前線に行っているおかげで、山本正之ネタ多めになっていますが、過去の日記を読んでいただけると分かるとおり、そうじゃない話もするんです。
先日、すでに亡くなったミュージシャンの方の未発表曲が発見されたので、近々CDリリースされる、といった内容のニュースを見ました。
その時は特に何も思わなかったんですが、後からちょっと考えてしまいました。
ファンとしては、もう聞けることがなかったであろう新曲が聴けて嬉しいかもしれませんが、そのミュージシャンは、どうして未発表にしていたんでしょう。
ただ単にそれまで発表の場所がなかったか、CDに収録する曲の数やバランスで入らなかったか、はたまた、ミュージシャン自身は納得していなかったか。
はじめの2つの理由なら問題ないと思うんですが、最後の理由だとしたら、発表は本意じゃないですよね。まぁ作者がコメントできない状態であれば、その作品に対する評価は、後世の人にゆだねられてしかるべきなんでしょうけど、ファンの気持ちとしては、ミュージシャン自身の意にそぐわないことは、うれしくないんじゃないかなあ。
…でも逆に、そういう未完成なものだからこそ聞きたくて、さらにはどこに納得が行っていなかったのか知りたくなる、という気持ちも分かるなあ。
これは難しいところです。
以前、山本正之の「風の中」という曲を聴いたとき、一部、気になる歌詞があったのです。別におかしいとか失敗とかそういうのではなくて、「うん?」とちょっとだけ感じる違和感。
その違和感を感じたすぐ後に、正之先生自身がその部分を指摘しているのを読んだときには、何だかちょっとだけ、嬉しく思いましたね。「そうか、やっぱりちょっと違ったんだ!」って。
…そりゃあもちろん、ただの偶然かもしれないけれど。
あれ? 結局、山本正之ネタになっちゃったよ。
2006年11月15日(Wed)
未発表曲の発表
posted by ななし at 23:55
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