2008年02月29日(Fri)

中日ドラゴンズの江藤慎一が…

この blog を読んでいる方にとっては相当な有名人であろう、元中日ドラゴンズの江藤慎一さんが亡くなったそうです。
「少年の夢は生きている」の冒頭で、
♪ 中日ドラゴンズの江藤慎一が…
と歌われている、あの江藤慎一さんです。
現役時代はおろか、その後どのような活動をされてきたのかもあまり知らない方でしたが、何とも寂しい気持ちを感じました。

以前、書いたことがあるかもしれませんが、この「少年の夢は生きている」は、ぼくが山本正之ファンになったきっかけの曲。初めて聞いた、アニメ以外の"山本正之"でした(あ、「燃えドラ」があるか)。
当時、中学校の3年生。プロ野球の過去の名選手に興味を持つようになるのは、もう少し後の高校生くらいですから、江藤慎一の名前は、少夢で知ったのが先でした。
ぼくが生まれた時には既に引退していた選手ですからね。多少なりとも興味があって知ろうとしなければ、なかなか知らないかもしれません。

プロ野球史上初のセ・パ両リーグでの首位打者獲得。
12球団から本塁打記録。
どちらの記録も、バッティング技術に加え、最低でも4球団を渡り歩かない限り達成できない記録です。当時は交流戦がありませんからね。
その野球人生は、必ずしも平坦な道ではなかったことが伺えます。


もし、彼の視線が、野球観戦に行っていた正之少年の姿を捉えなければ、「少年の夢は生きている」は今とは違う歌詞だったかもしれません。
だとすると、もしかしたら、ぼくが聞いていた深夜番組の、野球好きで知られるラジオDJは、「少年の夢は生きている」に触れなかったかもしれません。
そうしたら、ともすれば、ぼくは山本正之の音楽に出逢い直していないかもしれません。ぼくは山本正之ファンではなかったかもしれないのです。

…そうか。だから寂しかったんだ。
「もしも」の話なので、実際に彼の視線が正之少年の姿を捉えなかったとして、ぼくが山本正之ファンになっていないのかどうかは分かりません。他の曲を聴いてファンになるかもしれませんからね。
でも、少なくともそういう可能性を頭の片隅に思い浮かべるような存在ではあったんだろうなあ。


今日の帰り道は、「少年の夢は生きている」を聴きながら歩きました。
posted by ななし at 23:16 | Comment(1) | 日記(山本正之ネタ)
この記事へのコメント
山本まさゆきが憧れた中日ドラゴンズの江藤慎一が殿堂入り。嬉しいですね
Posted by 燃えよ!ドラゴンズ at 2010年01月13日 19:52